阿寒湖のマリモ

国の特別天然記念物 ”阿寒湖のマリモ”公式ホームページ www.marimo-web.org ○。マリモWeb ○。

”阿寒湖のマリモ”公式サイト
   
   
 
マリモの分布

DNA解析によって、日本に分布するマリモの仲間は、マリモとタテヤママリモの2種類であることがわかりました。

日本における分布

マリモはが生育する湖沼は、阿寒湖、釧路湿原の湖沼、青森県下北半島の湖沼群、富士五湖の一部、琵琶湖などです。  これらの産地のほとんどは、火山の堰止湖か海跡湖です。マリモは、淡水より、ある濃度の汽水のほうが生長がよいことが、実験的に確かめられています。  マリモが生育する湖沼はほとんど淡水湖ですが、湖の成因と、マリモの生理的性質には、何か関係がありそうです。

マリモおよびタテヤママリモが分子データから確認された地点。

○:マリモ
□:タテヤママリモ
塗りつぶした地点は、新たに発見した地点。

地名の下の斜体字は、阪井(1991)による従来の品種名。 (羽生田・植田:マリモはどこから来たのか?, 遺伝53(7)39-44(1999)より引用)

マリモおよびタテヤママリモが分子データから確認された地点

世界における分布

マリモは、ユーラシア大陸と周辺島嶼から記録されています。日本周辺の東アジアと、バルト海を中心とした北ヨーロッパは、世界の主要なマリモ分布域です。  北アメリカにも球化する緑藻類(クラドフォラ・ホルサティカ)が生育しています。この種とマリモとの関係は、まだ確かめられていません。

マリモの世界における分布

(赤丸=マリモ、青丸=クラドフォラ・ホルサティカ)

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