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マリモ保全対策協議会 > 4.主な事業成果 Dシンポジウムおよび事業報告会の開催
Dシンポジウムおよび事業報告会の開催
◆「阿寒湖のマリモ保全対策協議会」設立記念シンポジウム「21世紀のマリモ保護を考える」
「阿寒湖のマリモ保全対策協議会」の設立にあたり、取り組みを広く市民に知っていただくためのシンポジウム「21世紀のマリモ保護を考える」を、平成22年1月19日、阿寒湖まりむ館で開催しました。
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基調講演では、北海道大学総合博物館の高橋英樹教授が「希少野生植物の保護管理」と題してレブンアツモリソウの保護を目指したご自身の取り組みを紹介し、研究者と地域住民による活動の連携の重要性を指摘しました。
高橋英樹教授による基調講演
次いで、協議会事務局から事業の目的と計画について説明を行ったのち、北海学園大学の佐藤謙教授が進行役となってパネルディスカッション「マリモ保護管理事業に期待すること」に入り、出江敏夫 環境省釧路自然環境事務所長、新井田利光 財団法人前田一歩園財団常務理事、松岡尚幸 特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」保護会長、大西雅之 NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長が、それぞれの立場から「息の長い保全活動」や「マリモおよび阿寒湖に関する学び」の必要性、「協議会の活動に対する期待や要望」についてコメントしました。
パネルディスカッションの様子
◆マリモと阿寒湖の自然調査報告会
「阿寒湖のマリモ保全対策協議会」では、平成21年度から3ヵ年にわたり、多くの児童生徒、学生、研究者、市民の皆さんと一緒に、マリモの保護育成試験、消滅マリモ個体群復元再生のための環境調査、外来生物ウチダザリガニの影響調査、環境学習を初めとするマリモの活用方法に関する検討調査など、様々な調査活動に取り組んできました。調査参加者と一般市民が得られた成果を共有し、マリモと阿寒湖の自然環境の理解・保全・活用の推進に役立てるべく、平成24年2月18日、阿寒遊久の里 鶴雅で「マリモと阿寒湖の自然調査報告会」を開催しました。
児童生徒・学生・市民と専門家の協働による 調査研究活動のねらい
発表会の様子

- 田中政広さん(高校1年)によるウチダザリガニの摂食試験に関する結果発表

- 上谷祥利さん(大学4年)によるマリモの生育環境に関する研究発表

- 調査に参加した児童生徒の皆さんに前田三郎 協議会副会長から記念品を贈呈
※マリモの育成試験とマリモの生育環境調査についてはこちらをご覧下さい。
@マリモ保護管理計画の策定 | Aマリモの保護育成試験 | Bマリモ消滅水域の環境調査 | Cウチダザリガニの影響調査 | Dシンポジウムおよび事業報告会の開催
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